週2回の陸上練習でも、ここまで変われる。14秒16から12秒63へ
2026年9月22日・23日に開催された、第65回鹿児島県中学校陸上競技大会。
今回、JAC中学部から出場した中学1年生の西ノ園選手が、100mで12秒63を記録しました。
6〜7月頃のベストタイムは14秒16。
そこからわずか2〜3か月で、
14秒16 → 12秒63
1秒53の短縮です。
100mという競技で1秒以上タイムを縮めることは、決して簡単なことではありません。
しかも、彼が本格的に陸上競技を始めたのは今年4月。
JACでの練習も基本的には週2回です。
「週2回の練習だけで速くなれるのか?」
そう思われる方もいるかもしれません。
私たちは、十分に可能性があると考えています。
ただし、週2回スクールに来れば、誰でも自動的に速くなるという意味ではありません。
大切なのは、限られた練習時間の中で何をするのか。そして選手本人が、その時間にどう向き合うのか。
JACでは、ただ本数を走らせることを目的にはしていません。
スタート、加速、姿勢、接地、腕振り、身体の使い方。
「なぜ、この練習をするのか」
「どこを変えれば、次の一歩につながるのか」
走ることを感覚だけで終わらせず、できる限り選手自身が理解できるように伝えています。
しかし、私たち指導者が選手を速くしているわけではありません。
走るのは選手本人です。
今回の12秒63も、決して「奇跡」だとは思っていません。
本人が練習に全力で取り組み、弱音を吐かず、自分の走りを理解しようとしてきた。
そして、その挑戦を支えてくださったご家族がいる。
本人の努力、ご家族の協力、そして選手・保護者・チームの間にある信頼。
その積み重ねが、今回の記録につながったのだと思います。
JACには、過去にも同じような選手がいました
現在高校1年生になった選手の中にも、中学2年生からJACに入会した選手がいます。
入会当初の100mは13秒台。
そこから練習を重ね、中学3年生では11秒83まで記録を伸ばしました。
今回の西ノ園選手と、この選手。
成長の仕方や身体的な特徴はもちろん違います。
しかし、共通しているものがあります。
それは、
「本人の気持ち」と「実行力」です。
調子が悪い日もあります。
練習しても記録が伸びない時期もあります。
思ったように身体が動かないこともあります。
そんなときに、
「誰かのせい」
「環境のせい」
「練習のせい」
で終わらせるのではなく、
自分自身と向き合えるか。
ここは競技を続けていくうえで、とても大切な部分だと考えています。
もちろん、中学生ですから、すべてを一人で背負わせるわけではありません。
だからこそ、指導者の役割があります。
良かったことは良かったと伝える。
直すべきことは、曖昧にせず伝える。
そして次に何をすればいいのか、一緒に考える。
それがチームの役割だと思っています。
保護者の方にお願いしたいこと
もう一つ、とても大切なのがご家族の存在です。
保護者の方が代わりに100mを走ることはできません。
だからこそ、私たちが大切だと考えているのは、
我が子の成長をじっと見守ること。
記録が良かった日だけではなく、悪かった日も。
結果が出なかったときに責めるのではなく、本人が次へ向かえるような言葉をかける。
もちろん簡単なことではありません。
我が子だからこそ、期待もします。
もっとできると思うこともあるでしょう。
それでも最終的にスタートラインに立ち、自分の身体で100mを走るのは選手本人です。
選手が前向きに競技と向き合える環境を、
本人・保護者・チームの三者でつくっていく。
それが理想だと考えています。
「週2回だから無理」ではなく、週2回をどう使うか
練習回数が多ければ、それだけで速くなるわけではありません。
逆に、週1回・週2回だから成長できないとも限りません。
今回、同じ中学1年生の原選手も、野球部と両立しながら週1回JACで練習を続け、
14秒16 → 13秒55
と、約3か月で0秒61短縮しました。
陸上だけに取り組んでいる選手だけが伸びるわけではない。
他競技と両立しながらでも、限られた時間の中で目的を持って取り組むことで成長できる可能性があります。
JACには、こうした選手がほかにもたくさんいます。
大切なのは「何回練習したか」だけではなく、
その練習で何を学び、本人がどう実行したか。
私たちスクールができるのは、そのための環境をつくり、技術を伝え、選手自身が成長するためのお手伝いをすることです。
そして、最後にもう一度。
走るのは選手です。
だからこそ私たちは、結果だけではなく、そこへ向かう選手自身の姿勢を大切にしていきたいと思います。
今回の12秒63も、ゴールではありません。
ここからどこまで成長していくのか。
これからも本人の挑戦を見守りながら、JACとしてできるサポートを続けていきます。





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